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ダイバーシティ・インクルージョン概要

内村学長メッセージ

学長 内村直尚

 久留米大学のKG-PROJECTの統括責任者を務めます、学長の内村直尚です。
このプロジェクトは久留米大学が、令和2年度科学技術人材育成補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特性対応型)」に選定されたことから始まりました。本学には、女性の研究者を育て、将来的には女性の上位職者を増やしたいという考えがあり、上記事業に応募し、選定された次第です。事業期間は、令和2年度から令和7年度までの6年間です。
本学の医学部は学生の約3割が女性です。彼女たちが卒業し、臨床医あるいは研究者として医師の道を歩んでいく中で、なかなか医師としてのキャリアを継続することが難しい現状があります。結婚あるいは子育てといった女性特有のライフイベントをきっかけに、休職や離職される方がいらっしゃることを、これまで本学としては大変残念に思っていました。女性の方々に、いかに活躍してもらえる環境を創出していくか。これは大学に与えられた使命だと思っております。
今後は彼女たちが、研究を続けられる環境を我々が作り、またその中で活躍の場を広げられるように、大学をあげてサポートしたいと思います。ぜひ女性の皆さんは自分の力を信じ、モチベーションを持って、そして自分の目標に向かって頑張ってもらいたいと思います。そのために今回のプロジェクトでは、「内村助成金」という金銭的な助成を継続して行う予定にしています。初年度となる令和2年度は、10名の方を助成対象の予定にしていましたが、初年度から多数の応募が全学からあり、最終的には14名を助成対象としました。また、「内村助成金」の獲得者には、ご自身の研究内容を、ダイバーシティ・インクルージョン(DI)Dayで発表してもらいます。DI Dayは、令和3年度から年2回開催予定で、研究発表とともに、外部講師によるキャリア形成の講演会や研究力向上のためのセミナー、さらには女性研究者の交流の場を設けで、ダイバーシティ・インクルージョンの浸透を全学に図りたいと考えています。
令和3年2月2日に、ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブのプログラム主幹であられます山村康子先生に、オンラインで本学の事業進捗状況を報告したところ、事業開始からの期間が短期間であるにもかかわらず、上手くスタートダッシュが切れていることや、DI Dayの開催や効率化を目標としたクラウドシステム導入の推進、人事評価システムの構築といった、本学の特徴ある取組に対して、好評価を頂戴しました。
この事業は、最初は医学部を主体に取り組みますが、6年間の事業期間内で、文系学部にも取り組みを広げて参ります。6年の間に、女性研究者を育て、彼女たちの研究環境の整備が大切な目標だと思いますが、本学としては6年間にとどまらず将来に向けて、男性女性関係なく活躍出来る場を提供していきたいと思っております。みなさんぜひ頑張っていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

 

DI推進室長メッセージ


副学長 石竹 達也   

皆さん、こんにちは。私は今年の4月より前任のDI推進室長であった矢野博久副学長より担当を引き継ぎました、久留米大学医学部学部長の石竹達也です。私はDI推進室長として、本学のダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂)の推進に情熱をもって注力したいと考えています。私たちは、一人ひとりが尊重され、あらゆる背景を持つ人々が活躍できる環境を創り出すことに全力を尽くしていきたいと思います。

久留米大学は、2020年度の科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特性対応型)」に応募し、2020年9月30日に文部科学省から選定の連絡を受けました。本事業は2020年度から2025年度までの6年間にわたる計画であり、2024年5月現在、これまでの4年間、迅速かつ着実に事業を進め、多くの成果を上げてまいりました。

本事業の目的は「女性研究者の活躍促進と上位職への積極的な登用」です。まずは医学部内での取り組みを開始し、それを全学的に広げる計画です。医学部附属病院では2014年に「元気プロジェクト委員会」を設立し、医師のキャリア支援やワークライフバランスの取れた働き方の実現などに取り組んできました。現在、委員会は「ダイバーシティ・インクルージョン(D&I)委員会」に進化し、女性のみならず多様な人材の登用・参画による久留米大学の競争力の強化、持続的な発展、社会貢献を目指しています。

私たちは、多様な視点や経験が集まることで新しい発想やイノベーションが生まれると信じています。学生や教職員が互いに学び合い、成長し合える環境を提供することに誇りを持っています。ダイバーシティは単なる目標ではなく、私たちの成功の鍵であり、未来を切り拓く力です。

全ての人が平等に機会を持ち、能力を最大限に発揮できる環境を整えることが、私たちの使命です。久留米大学では、性別、年齢、文化、障がいの有無に関わらず、全てのメンバーが尊重され、包摂される社会を目指しています。これにより、より豊かな学びと研究が可能となり、真に先進的な医療人材を育成することができます。

久留米大学の一員として、共に学び、共に成長し、多様性と包摂の力を最大限に引き出していきましょう。私たちの道のりは続きます。未来を見据え、全員で一丸となって前進していきましょう。

皆様とともにDI推進を進めてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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