KGプロジェクトについて
久留米大学のダイバーシティ事業は、平成26年に大学病院の正式な委員会として「男女共同参画事業推進委員会」が創設されたことに始まります。
令和2年度の文部科学省科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特性対応型)選定をきっかけに、大学内にダイバーシティ・インクルージョン(DI)推進室が設置され、全学での取り組みに発展しています。
昨年11月には国立研究法人科学技術振興機構(JST)による中間評価を受け、久留米大学のダイバーシティ事業「KGプロジェクト」は、最高評価のS評価を受けました。特に良い評価を得たのは、女性研究者の上位職への登用が所期の目標を大きく上回っていること、取り組みの成果が上がっていること、ワーキンググループを主体とした事業の実施体制が機能していること、の3点です。
KGプロジェクトの目標は、
令和7年度までに医系研究者に占める女性の割合を30%に、医系上位職(講師以上)に占める女性比率を15.2%にすることです。
今後は医系学部内へ更に浸透させると共に、この取り組みが文系学部へ広がるよう取り組んで参ります。
久留米大学「KGプロジェクト」の現在地
「文部科学省ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」
研究と出産・育児等のライフイベントとの両立や女性研究者の研究力向上を通じたリーダー育成を一体的に推進するなど、研究環境のダイバーシティ実現に関する目標・計画を掲げ、優れた取組を実施する大学等を重点支援するもので、平成27年度から導入されています。
事業概要は、女性研究者のライフイベント及びワーク・ライフ・バランスに配慮した研究環境の整備や女性研究者の研究力向上のための取組、女性研究者の積極採用や研究中断、あるいは離職した女性研究者の復帰・復職支援及び女性研究者の上位職への積極登用に向けた取組等を支援するものです。
KGプロジェクト:Kurume(久留米)の頭文字のKと、Genki(元気)やGene(和訳:遺伝子)の頭文字のGを合わせたプロジェクト名です。このプロジェクトは、久留米の遺伝子をもったプロジェクトであり、久留米大学だけでなく久留米全体を元気にする、そんな願いを込めて名付けました。