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内村助成金制度

女性研究者への助成金「内村助成金」の創設

久留米大学 内村助成金研究者選考委員会 委員長
酒井 さやか

1. 創設への思い
久留米大学は令和2年度より文部科学省の科学技術育成補助金事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特製対応型)」に選定され、様々なダイバーシティに関する事業を開始していきます。これは研究とライフイベントの両立や助成研究者の研究力向上を通じたリーダー育成を、一体的に推進する研究環境のダイバーシティ実現に関する取り組みを重点支援するものです。その事業の一環として私は女性研究者の研究力向上のための「内村助成金」と研究発表及び交流の場の「ダイバーシティ・インクルージョン Day (D I Day)」を担当しています。
「内村助成金」を創設するに至った経緯としては、私自身が研究を始めた後期研修医の頃に、応募が内部に限られた比較的競争が緩やかな研究資金の獲得の経験があったからです。その研究助成を研究のスタートアップに使用し、それを元に大学院での学位取得や現在の研究の礎にすることができました。研究者としては科研費に採択されることが理想でしょうが、それに至るには研究の土台を築いておくことも重要です。その一助にして頂きたいと思い、ダイバーシティ事業の中で「内村助成金」を創設させて頂きました。
最終的には女性のリーダー、言うなれば女性教授が増えて頂く必要がありますが、それに至るには准教授、講師、助教、学位を目指す若手のように裾野も広く厚くしていく必要があります。またリーダー育成を支援しますが、女性を優遇するという構造をずっと続けるのは真のダイバーシティではありません。そのため、こういった事業を起爆剤に環境整備をし、私たち女性研究者も研究力やリーダーとなるためのマネージメント力をつけていく必要があると考えます。

2. 令和2年度の「内村助成金」の状況
女性研究者の研究力向上のための「内村助成金」の応募を令和2年度より開始しました。久留米大学の全学部を対象として、学位取得後10年以内の“女性研究者枠”と久留米大学大学院に所属する“大学院生枠”を各5名ずつ募集し、一人10万円を助成することとして公募しました。一人当たりの助成額をもっと大きくし、少人数とすることも考えましたが、広く裾野を増やすことを今回は重視しこの設定となりました。
応募状況は“女性研究者枠”が12名、“大学院生枠”が7名(キャンパス毎では旭町キャンパス12名、御井キャンパス7名)でした。内村助成金研究者選考委員会を設置し、選考の結果、“女性研究者枠”を8名、“大学院生枠”を6名採択することとしました。これらの採択者には令和3年度より開始する「DI Day」で学内発表を行なって頂く予定です。

3. 令和3年度の予定
令和3年度以降も「内村助成金」の公募は行う予定です。ただし、今回は“女性研究者枠”と“大学院生枠”としたため、学位未取得で院生でもない、という方が応募の条件から外れてしまいました。広く門戸を開くため、令和3年度からは“大学院生枠”を“チャレンジ枠”として、学位未取得でも年齢を問わず応募できるように変更しようと考えています。この事業を通して今後も女性研究者の研究力向上及び環境整備のために、様々な取り組みを行なっていきたいと思います。

令和3年度内村助成金 採択者数・・・10名(女性研究者枠4名・チャレンジ枠6名)

令和2年度内村助成金 採択者数・・・14名(女性研究者枠8名・大学院生枠6名)

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