DI Day 実績
テーマ:第6回 久留米大学ダイバーシティ・インクルージョン(DI)Dayを開催しました
去る11月8日に、第6回 久留米大学ダイバーシティ・インクルージョン(DI)Dayをオンラインで開催しました。
久留米大学の内村直尚学長が開会の挨拶として、「第一部の研究者発表はいつも新規性があり興味深いので今年も期待しています。また第2部の講演では、DX時代の人と人とのつながりについてお話があるようですので、楽しみにしています」と述べ、会が始まりました。
第1部は、医療検査学科の有永照子教授と生理学講座(統合自律機能部門)の中島則行教授を座長に迎え、令和5年度ライフイベント/スタートアップ支援金採択者9名のうち8名の研究発表が行われました。発表者の中には留学先のアメリカから発表された先生もおられました。8名の研究発表はいずれも大変素晴らしく、発表から質疑応答まで内容の濃いものとなりました。
第2部は、講師に日本IBMデジタルサービス執行役員 九州DXセンター長の古長由里子氏を迎え、「ダイバーシティとDXが切り拓く新たな未来 -組織を成長させるデジタル革命への一歩」をテーマにご講演いただきました。座長は弊室の守屋普久子副室長が務めました。
古長さんはご講演で、まず日本IBMと九州DXセンターでの実績を、デジタル変革(DX)の参考事例も交えて詳しく説明されました。その後DX(デジタルトランスフォーメーション)の真髄に話が進み、DX推進の真の目的は書類の電子化や業務改善ではなく、業務改善で得られた時間で、新しい価値を創造する仕事に取り掛かれることであると話されました。またDX推進やAIの進化によって、組織の構成メンバーの多様性が求められるので、アンコンシャスバイアス(無意識のバイアス)を減らすことやお互いの信頼関係を築くことが大切であると説明されました。
最後に「DX(デジタルトランスフォーメーション)は、D(デジタル)よりもX(トランスフォーメーション=変革)が重要である」ことや、「“ワークライフバランス”から“ワーク・ライフ・インテグレーション”へ意識を変えることも大切です」とメッセージがありました。
*ワーク・クラフ・インテグレーションについては、以下の内閣府のホームページをご参照ください。
https://wwwa.cao.go.jp/wlb/e-mailmagazine/backnumber/222/222.pdf
最後に、令和5年度ライフイベント/スタートアップ支援金採択者発表者の中から優秀賞が選ばれ、
分子生命科学研究所(細胞工学研究部門)の石川健先生が受賞され、内村学長が賞状を手渡しました。
最後にDI推進室の石竹達也室長(副学長・医学部長)が閉会の挨拶として、「第1部の発表者はいずれ劣らぬ素晴らしい発表でした。石川先生が優秀賞に選ばれましたが、石川先生が皆さんを代表して受け取られたのだと思います。これから皆さんの研究が益々進むことを期待します」と述べました。
第6回 DI Dayには学内外から70名の参加があり、たくさんのご視聴に心より感謝を申し上げます。
テーマ:第5回久留米大学ダイバーシティ・インクルージョン(DI)Dayを開催しました
去る9月21日に、第5回久留米大学ダイバーシティ・インクルージョン(DI) Dayをオンラインで開催しました。
第1部は、内村助成金採択者7名の研究発表が行われました。
座長は看護学科の嵯峨堅教授、医学部内科学講座(内分泌代謝内科部門)の蓮澤奈央講師が務めました。
第2部は、講師に宮崎大学理事補佐(テニュアトラック推進・男女共同参画推進担当)・フロンティア科学総合研究センター教授の伊達紫先生を迎え、「ダイバーシティの醸成と女性リーダー育成に向けた取り組み」をテーマにお話いただきました。
伊達先生はご講演で、宮崎大学の男女共同参画事業の15年間の歩みと共に、
・トップの意識変容のためのセミナーを開催していること
・部局長との意見交換を最低年1回行い、女性活躍推進法の話や女性登用の数字は努力義務ではなく国の定める義務であることを説明していること
・女子高生のためのサイエンス体験講座には10年間で延べ2000人の参加者がいること
・病院勤務の医師で、子育てなどフルタイムで働けない医師に、当直・呼び出し・超過勤務のないキャリア支援枠として5名を設置してもらっていること
・女性リーダー育成のための取り組みとしてStep by Step制度を作り、長期的な視野で女性研究者育成に取り組んでいること、その成果として6名の女性教授が誕生したこと
・九州内の各大学の理事や副学長が一同に会する「九州アイランド女性研究者支援シンポジウム」をスタートさせたこと、同シンポジウムの第14回が今年は9月に長崎で行われたこと、など
これまでの精力的な取り組みとその成果をお話されました。
ご講演の最後に未来へ渡すバトンとして、
「個性を磨く」
「できるかできないかではなく、やるかやらないか」
の力強いメッセージを頂戴しました。
座長に医学部免疫学講座の溝口恵美子教授が務めました。
最後に令和4年度内村助成金チャレンジ枠発表者4名の中から優秀賞の発表があり、医学研究科の永石美晴さんが受賞されました。
第5回DI Dayには学内外から50名の参加がありました。
DI Day実績