DI推進室長あいさつ
副学長・医学部長 石竹 達也
皆さん、こんにちは。私は今年の4月より前任のDI推進室長であった矢野博久副学長より担当を引き継ぎました、久留米大学医学部学部長の石竹達也です。私はDI推進室長として、本学のダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂)の推進に情熱をもって注力したいと考えています。私たちは、一人ひとりが尊重され、あらゆる背景を持つ人々が活躍できる環境を創り出すことに全力を尽くしていきたいと思います。
久留米大学は、2020年度の科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特性対応型)」に応募し、2020年9月30日に文部科学省から選定の連絡を受けました。本事業は2020年度から2025年度までの6年間にわたる計画であり、2024年5月現在、これまでの4年間、迅速かつ着実に事業を進め、多くの成果を上げてまいりました。
本事業の目的は「女性研究者の活躍促進と上位職への積極的な登用」です。まずは医学部内での取り組みを開始し、それを全学的に広げる計画です。医学部附属病院では2014年に「元気プロジェクト委員会」を設立し、医師のキャリア支援やワークライフバランスの取れた働き方の実現などに取り組んできました。現在、委員会は「ダイバーシティ・インクルージョン(D&I)委員会」に進化し、女性のみならず多様な人材の登用・参画による久留米大学の競争力の強化、持続的な発展、社会貢献を目指しています。
私たちは、多様な視点や経験が集まることで新しい発想やイノベーションが生まれると信じています。学生や教職員が互いに学び合い、成長し合える環境を提供することに誇りを持っています。ダイバーシティは単なる目標ではなく、私たちの成功の鍵であり、未来を切り拓く力です。
全ての人が平等に機会を持ち、能力を最大限に発揮できる環境を整えることが、私たちの使命です。久留米大学では、性別、年齢、文化、障がいの有無に関わらず、全てのメンバーが尊重され、包摂される社会を目指しています。これにより、より豊かな学びと研究が可能となり、真に先進的な医療人材を育成することができます。
久留米大学の一員として、共に学び、共に成長し、多様性と包摂の力を最大限に引き出していきましょう。私たちの道のりは続きます。未来を見据え、全員で一丸となって前進していきましょう。
皆様とともにDI推進を進めてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。