good practice第10回 病院臨床検査部輸血検査室 副技師長 柳場 澄子 さん
令和5年度福岡県勤労者知事表彰を受けられた 柳場 澄子さんを紹介します。
柳場さんは、輸血検査室で働いておられます。
お仕事の内容は
1、 輸血に関する検査(患者さんの血液型検査、不規則抗体の有無と精査、患者さんと輸血する赤血球製剤との交差適合試験等)
2、 手術や高度救命救急センター搬入患者等の迅速な血液製剤の供給、院内での血液照射など
3、 安心・安全な輸血及び輸血製剤の適正使用のための病院の輸血療法委員会で使用製剤数・廃棄製剤数・輸血副反応の報告 です。
柳場さんが働いておられる臨床検査部輸血検査室は、
・血液型検査:1600件/月
・不規則抗体スクリーニング検査:1200件/月
・直接クームス検査:20件/月
・不規則抗体同定検査:20件/月
以上のように大変多くの検体を扱っており、柳場さんは同検査室のリーダーとして日々の業務をこなしておられます。
柳場さんはお仕事以外のライフも充実されており、趣味は、“パン屋やカフェ巡り”、“インスタグラムで見つけた美味しそうな料理を再現すること”、“読書”、“御朱印集め”と、多岐にわたります。
以下の写真はカフェ1ー5
以下の写真はインスタグラムで見た美味しそうな料理の再現1ー3
行ってみたい場所は“伊勢神宮”だそうです。
また幸せを感じる時は、“家族が揃って美味しく晩御飯を食べる時”で、家庭も大切に暮らしておられる様子が伺えます。
柳場副技師長が令和5年度 福岡県勤労者 知事表彰を受賞された経緯としては、
「臨床検査部に就職して現在まで、各種専門分野(細菌、血液・一 般、生化学・免疫、輸血、生理分野)の業務に従事してきた。全ての分野において業務を熟知し、新人をはじめ後輩達の指導・育成、臨地実習の学生にも熱心に指導を行い、検査部だけではなく大学病院においても教育、人材育成に貢献できている。 また女性が多い職場であるため、自身の経験を活かし、子育てと仕事の両立など、職場環境の改善に貢献している。
院内では、久留米大学病院医療安全推進委員会委員として長期の活動や、輸血療法委員会の委員として安心・安全な輸血に積極的に取り組んできた。
院外においては、福岡県臨床検査技師会の女性部委員として長期の活動を続けてきた」ことが高く評価されました。