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2022年度久留米大学ダイバーシティシンポジウムを開催しました

2023年2月9日(木)久留米大学旭町キャンパス基礎3号館1階にて、2022年度久留米大学ダイバーシティシンポジウム「選ばれる職場を目指して~男性医師の育児休業取得を応援しよう!」を開催いたしました。

     

第一部では、国立大学長崎大学理事である伊東昌子氏による基調講演「男性育児休業取得の推進と働き方の見直し」が行われました。伊東氏は、男性の家庭参加が少子化の解決策であると示した上で、講演の後半ではピータードラッガーの働き方改革に言及したコメントを引用し、「働き方改革は、“残業時間”や“余暇の取り方”、“勤務形態の多様化”がゴールではなく、『自分自身はこうしたい』『事業を通じてこういう価値を生み出したい』という強い自己を育てるものだ」と強調しました。またタスクを重要度と緊急度に整理するアイゼンハワーマトリックスを紹介し、「最も重要なことに集中して、自分の時間を生み出し、より良い人生を歩もう」と力強いメッセージが発せられました。

第二部では、5名のパネリストによるパネルディスカッションが行われました。
まず久留米大学病院で働く育児休業を取得した2人の男性医師が、育児休業を取得して家族からとても喜ばれたことや今も休日に料理を作るなどのエピソードなどが紹介され、育児休業の経験が視野を広げ診察にも役立っていることや、今後、後輩が育児休業を取得するサポートをしたいと述べました。
また育児休業を取得した男性医師の上司からは、「希望者全員が育児休業を取得するための医局内のルールを作成した。今後はそのルールを運営していきたい」「周囲の理解を得るためにもコミュニケーションを図るとともに、学外の勤務日の調整も必要」と、現場の課題や解決策が具体的に示されました。
さらに自身が医局長時代に部下の男性医師の育児休業取得をサポートし、自らも産後パパ育休や育児休業を取得された長崎大学心臓血管外科教授の三浦崇先生は、「今の男子医学生の9割以上が育児休業取得を希望しています。そういう時代です」と述べた後、育児休業から復職した時の育休取得者の顔が(良い方向に)変わっているのを見ると、男性医師にとっても育休取得は重要であること、給与減の対策として労使協定があることなどのお話がありました。
第二部の最後には、来賓として参加されたJSTの山村康子氏が「素晴らしいイベントでした。男性医師の育児休業取得が進んでいることを全国の他機関と共有します」と総括されました。

本イベントは、現地とオンラインでのハイブリッド開催で、70人の方にご参加いただきました。

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