令和4年度学外学識者委員会を開催しました
令和4年度学外学識者委員会を以下のとおり開催いたしましたので報告いたします。
開催日時:令和5年2月27日(月)15時~15時55分
開催方法:対面+オンライン
出席者 :学外学識者委員3名
飯島尋子委員(兵庫医科大学教授・学長補佐)
五島久委員(福岡銀行頭取)
田中眞紀委員(JCHO久留米総合病院院長・久留米大学特命教授)
DI推進運営委員13名
<意見交換が行われた項目>
・令和4年度の事業内容
・JSTによる中間評価の結果
・その他
<質疑応答>
質問 | 女性の上位職率が確実に増加するなど女性の上位職登用が進んでいる。女性の登用が進む具体的な手法を知りたい |
回答 | 学長や医学部長が教授会などを通して、ダイバーシティ事業の必要性を説明したり、大学の方針として女性の登用を進めることなどを説明していること。 病院全体で女性の先生がどこで活躍しているか、どう活躍させるかを考えている、また、各講座でのロールモデル創りを意識していること。DI推進室は令和2年に設立されたが、平成26年から病院の正式な委員会として男女共同参画事業推進委 員会(現:ダイバーシティ・インクルージョン委員会)が活動しており、その取り組みの成果とも考えられる。 |
質問 | 昨年の本会で取り上げられた評価シートについては、その後はどうだろうか? |
回答 | 現状の評価シートは業績評価なので、一人一人のモチベーションをあげるもの、大学のビジョンに沿ったもの、求められる教員像をコンピテンシーに沿って作成中である。 *この回答に対して質問者より、評価制度の作成は大変なご苦労と思いますが、コンピテンシーに沿ってこれからも取り組んでくださいとアドバイスがあった。 |
五島委員より、
「ダイバーシティ・インクルージョン(D&I,DI)は、最近はDE&Iとequityの”E”を加えて語られることが多くなった。
特にequityの考え方が重要である。女性や障がい者といったカテゴリーで捉えるのではなく、そもそも一人ひとりが違うという認識を持つ必要がある。異なる個人に対して、全員一律の「平等(equality)」な対応をするのではなく、各人の特性や状況に合わせて、「公平(equity)」に個別のマネジメントやサポートをすることが、人を活かし、組織を成長させることにつながる。」と意見が述べられた。
また委員会に出席できなかった黒木委員からは、中間評価が良い結果となったことへの祝辞と、ダイバーシティ・インクルージョンに関連するご自身のコラムの紹介があった。
“「リケジョ」という言葉が無くなる日”電子情報通信学会のジュニア会員運営委員会
https://www.ieice.org/jpn_r/junior/assets/pdf/line_column202302.pdf
“異なる意見に心を開く~「多様性の科学」に学ぶ~”
https://www.ieice.org/jpn_r/junior/assets/pdf/line_greeting202204.pdf